2008年07月19日

罪と罰

今、建設業界は見通しのつかない不況の中にあります。

もとをたどれば、耐震強度偽装問題から、端を発したこの流れは

建築基準法の厳密化ということにつながり、

今日の不況につながります。

新築の着工件数は未だに低迷して、私の建築業界での友人たちも

随分、建築業界から離れていきました。

まだ、30歳手前の世代が業界に見切りをつけて、

離れていっているのが現状です。

また、今年の11月よりまた、法の改正で

建築士に対する内容がより厳しくなります。

「罪と罰」ということであるのでしょうか??

罪を犯した者には罰があることは当然ですが、

罪を犯した者と同じ職業というだけで

同じ罰を背負うことはどうなのか?

見通しのつかない不況の中で、

更に建築に対する厳しさが増す・・・

もはや、建築には魅力がない・・・

それが、離れていく友人たちの理由でもあります。

厳しさは必要なことかもしれませんが、

厳しさで人のモラルは戻るのでしょうか?

これからの世代に夢を与えられるのでしょうか?

罰ではなく、モラルを少し見直していかなくてはならない・・・

偽装は起こるべくして起きた事件でありますが、

それが起きたことには必ず理由があるのです。

その、理由を追及して行けば、現代の抱える問題が浮き彫りになってくるはずです。

この問題は、一個人ではなく、社会全体が引き起こした

起こるべくして起きた問題なのです。

私はそう感じています。

そして、早く改善してもらいたい。

建築業界に光を・・・

まだ、この業界にいる同じ世代に未来を・・・

私達の世代は・・・

建築業界の明日をまだ見ていない世代なのです。



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Posted by CEO ATSUSHI at 08:54│Comments(0)若者達の詩
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