2008年05月20日

インテリアとしての手洗い器

目に見えるものはすべてがインテリアなのです。

お客様用の手洗いはきれいにしたいというお客様の要望がありました。

また、設置する位置が玄関を入ってすぐの場所に・・・

これは、デザイン的にも家の顔である玄関に置く以上は見栄えのするものでなくてはいけませんね。

しかし・・・

廊下の入り組んだ場所であり、既製品を使用するとどうしても通路幅が狭くなる・・・

ということは・・・

作るしかない!!

ということで、手洗器を間取りに合わせて設計することになりました。

形状は・・・

動線を描きやすいアーチ状にしました。


手洗器詳細図面

しかし、それが使いやすいかどうかが問題です。

実際に型を作って

カウンターの高さ

水栓の位置

ボールの位置

配管の納まり

これらのことを実証していかなければならない・・・

道のりは長いなーと感じましたね。

そして、それがちゃんとおさまってくれるか・・・

いつもドキドキしますね。

万全を期しても気が小さいので少しの不安がありますね。

そして・・・


完成系

お客様に喜んでもらえました。

このときがすごく力が抜けるというか・・・

人工大理石のカウンターに、すっきりとした形で

ボールと水栓を入れました。

こだわりはやはりその形状と・・・

人工大理石の色ですね。

部屋の色彩と調和しなくてはいけない。

そして、ひときわ目を引かないようにする。

本来の手洗い器の目的を重要視し、さりげなくインテリアに調和できるように心がけました。

またひとつ、勉強になりましたね。

もっともっと、良いものを今後も作り出していきたいと感じます。  


Posted by CEO ATSUSHI at 19:58Comments(0)手洗カウンター

2008年05月20日

ユニバーサルデザイン 段差解消

ユニバーサルデザインは「万人に使いやすいデザイン」という意味です。

この定義から、住宅における段差解消もユニバーサルデザインの一つといえますね。

過去の住宅では段差が当たり前のようにありました。

部屋と部屋の間に段差があるケースが多いですね。

フローリングの上に直接、建具の敷居があり、

敷居の厚み分の段差が生まれるケースがあります。

段差としては2センチ以内、住宅に関しては1センチ以内に抑えることが好ましいとされています。


段差の例

通常敷居の高さは約3センチあります。

3センチということはつまづく可能性が高くなります。

足腰が不自由な方にしてみるとこの段差が致命的なのです。

大きな段差(15センチくらい)は意識して注意するのでつまづくことはないですが・・・

微妙な段差は注意して進まないためにつまづくことになるのですね。

段差解消はリフォームとしてさほど難しいことではありません。

むしろ場合によっては都合のよいケースがあります。

段差解消

このケースの場合既存の床の上にフローリングを再びはりました。

よって敷居との段差を解消することができました。

既存床の解体工事が不要になるためにコスト的にも有利です。

ちなみにこの床材は天然のケヤキのフローリングです。

天然の材料は、色彩、木目、温かみに特徴があり

その木ごとに違うのであきが来ませんね。

健康面やシックハウスに対しても有効だといえますね。

コストは通常のフローリングよりかかりますが

メリットを考えると

やっぱり無垢ですかね。

この場合、解体工事が不要になった分

フローリングにかけました。

リフォームコストは、工夫によって変えることなく良い素材が使えますね。


先日のブログイベント開催中!!!
詳しくは昨日のブログをご覧ください。
また、アールプランホームページも
ユニバーサルデザインについて様々な情報が掲載されています。
http://www.r-plan1975.co.jp/  


Posted by CEO ATSUSHI at 08:49Comments(0)リフォーム