2008年07月03日

松竹飾る門構え

今回はエクステリアのリフォームの施工例です。

このリフォームの事例は「第25回住まいのリフォームコンテスト」の出展作品です。


タイトル「松竹飾る門構え」

お客さまからの依頼の内容は・・・

門の付近に松があり、また、家全体から見てみても

門が小さく′見えてしまう。

また、車いすが通過するのに狭すぎる。


このようなご依頼の内容でした。


リフォーム前の写真

そこで、考えたのが・・・

門をかぎられたスペースの中で際立たせるデザインにすること

また、車いす通過のためのスペースを確保すること。

そして、簡単に開けることができるように

ワンタッチで扉を開けることができる

タッチ錠を採用しました。

機能的なユニバーサルデザインを使用しました。

ユニバーサルデザインの定義は、万人に使いやすいデザインであることです。


リフォーム部分の平面図

まずは、車いす通過のためのスペースを考えます。

門の片側の開口幅が車椅子の通過には今までは狭かったです。

しかし、今回の計画で、門袖を確保しつつ扉の片側の開口幅が

車いす通過に余裕のある寸法にしました。


リフォーム後の写真

次にデザインです。

もともとあった松を有効に表現させようと考えました。

そして、少し門のを大きく見せるために

今までより、門構えを少し高くしました。

そして、優雅な松の姿に劣らないように

基本の部分に大理石を施工しました。

大理石は表面の加工を施していないもので、

自然の姿をそのまま表現しています。

そして、アクセントのタイルを「竹」に見せかけたタイルにしました。

松と竹の優雅な雰囲気を演出させました。


竹に見せかけたタイル

また、ポーチ部分には御影石を施工し雰囲気をさらに強調させました。

門扉はお客様が一目ぼれしたデザインです。

単体では洋風の鋳物のデザインですが

その色彩を合わせることによって

和の中に存在を溶け込ませました。


正面からの写真


家から見た写真

こういった形で完成しました。

お客様も「門構えが門構えらしくなった」と満足していました。

伝統的な和のデザインを私なりの感性で表現した作品です。

また、ユニバーサルデザインを採用し

健常者、車いす使用者に配慮した形にもなっています。

私自身も大変満足できた作品になりました。

今後も、多くのデザインを考えていきたいと感じています。



工事金額:約130万円

工事期間:約2週間


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